『剛柔流空手道とは』
沖縄の空手道は、その伝統や技法の差異から那覇手と首里手に大別されていて、中国南派少林拳の流れを汲む那覇手の代表的な流派が剛柔会です。
中国福建少林拳白鶴門の伝書である、「武備誌」の拳の八句、「法呑吐剛柔」の一句で、「法は剛柔を呑吐する」の意味から、流祖・宮城長順により「剛柔流」と命名されました。
「法呑吐剛柔」とは、一切の存在、事象は全て「剛」と「柔」からなり、剛は陽、柔は陰となって万物を構成し、闘争における剛は攻めとなり柔は守りとしてその安全を計る。剛柔の一体化は闘争を避ける無我の心境へと導かれるのです。